2009年07月23日

どうにもならない

 今度は帰りの地下鉄でも、あの症状が出始めたのです。朝1回の安定剤や抑うつ剤では効かなくなったのか。

 早速、週1回の通院はしていたものの、症状が出たのでその日の帰りにメンタルクリニックを予約して受診しました。

 医師の診断は想像どおり、薬が効かなくなってきたので、もう少し強いものに変え、なおかつ帰宅時(地下鉄乗車の前)にも服用するようにと新しく、薬を出されました。

 次の日の帰り、薬を飲んだところ、症状は出ませんでした。ただ自分としては、フラシボー効果で、薬を飲んだ安心感と思い込みにより、症状がおさまっているようにも感じましたが。

 私は、この先また薬が効かなくなってさらに強い薬と飲む回数が増えていくようで、いつまでたってもきりがないと思いましたが、案の定、数ヶ月してはそんな状況の繰り返しとなったのです。

 そして、薬を飲んだにもかかわらず、とうとう仕事の懇親会からの帰りの地下鉄であの症状が・・・・

 仕事柄、懇親会の設定と設営が多く、いっしよに料理を食べたりもします。役員に進められ、ビールを注がれ飲んだりもします。

 その帰りの地下鉄、乗る前に薬を飲んだにも関わらず、また強烈な喉の異物感が起こりました。咳き込んでも嗚咽しても治まらず、次第に限界に近づいてきました。

 もう駄目だ。降りる駅の途中ではありますが、電車が停まった駅で飛び降り、一目散にトイレへ駆け込んだのです。

 運よく大の方のトイレが空いており、入った瞬間、一気に先ほど食べたご馳走が、苦しさのあまり吹き出す涙とともに、すべて放出されました。

  「ああ苦しかった。」

 とうとう、こらえきれず、気持ち悪いわけでもないのに、精神的な抑圧感から吐いてしまったのでした。

 ショックでした。全く胃がむかむかするわけでもなく、酔ったわけでもないのに精神的弱さから自分を自分で追い詰め、薬も効かず吐いてしまったことと、今後さらに深まった不安、地下鉄にはもう乗れないのではないかと。


 この日を期に、薬を飲んでも吐き気はおさまらなくなりました。

 朝は、電車に乗る前には何も食べずに家を出て、夜の仕事の宴会や懇親会では、一切手をつけず胃には何も入れないようにしました。

 ただし、ある程度酔うほどのたくさんのお酒を飲むと不安感が麻痺して、気が大きくなりあの恐怖感や吐き気がまったくなくなることに気づきました。

 しかし、酔えない程度の酒の量ではだめなのです。

 ただ、仕事上の宴会では食事を残すことはできず、酔うほどの酒も飲めないので、中々地下鉄には乗れず、結局、妻に電話して車で迎えに来てもらうようになってしまいました。

 タクシーでもそれは無理なのです。

 ますますエスカレートしていくばかりです。クリニックに行っても、「では、薬を強くして量をふやしましょう」ということですが、それでももう逃げ場の無いところは恐怖が襲ってくるようになってしまいました。

 どうしてこうなったのだろうか。ストレスと関係が深いことは分かっていましたが、まさか大変なストレスの数年後に症状が出てくるとはしらなかったのです。

 こんな症状が出る3年前、先輩課長の陰謀から、自分がそれをこなすことがあまりにも重責で早く帰れなくなるため、関係役員に手を回し(彼を今育てなくてはなりませんよ、とか言い)、半世紀に一度の一大イベントを平社員である私が一人でやらなければならなくなったのです。

 辞令が降りた日以来、役職のある直属の上司達4人が定時にi帰った後、一人で最終電車に間に合うまで、仕事をやりました。

 もちろん、山のように仕事はありますので、自宅に持ち帰って帰宅後も夜中まで仕事をしました。もちろん、夕食を食べる時間はないので、自宅に帰ってから毎晩ご飯にお茶をかけて流し込み、その間10秒です。

 ですから、寝ていても、まだやらなければならないことが夢に出て来て、飛び起きてはそれをメモしての繰り返しです。ほとんど寝ていないまま、朝起きて、また出勤です。

 土日の休日も、一人出社して仕事をこなしていました。そんな生活が続いたため、53キロの体重は男であるにも関わらず45キロまでやせ細ってしまいました。それでも、気力だけで、1年、2年と仕事をこなし無事一大イベントは終了しました。

 その仕事が終了して、気が抜けて、それまでは寝ても覚めても差し迫る仕事のことばかり考えていたのですが、終了と同時に何も考えることがなくなってから、パニック発作の始まりとなったのです。

 どなたかの発症したブログをよんだら、同じことが書いてありました。体が限界を超えているにもかかわらず頭は先走るため、体がついていけなくなるのでしょう。

 やはり、無理なことは「できません」と言わないと、後から自分の体に帰ってくるのです。

posted by 愛と夢 at 09:59| どうにもならない | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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